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Cross talk

マネージャー座談会

「楽しい」を原動力に、
「挑戦」を成長の糧に。

Member

2003年入社

ゼネラルマネジャー

里 正也

2014年入社

マネージャー

黒柳 候生

2014年入社

仏事サロン エターナル 店長

江川 真由

会社の要となる役割を担い、各分野で活躍しているベテランスタッフの皆さんに、オレンジライフについて語っていただきました。長年にわたり会社を支えてきた3名だからこそ語れる、オレンジライフの挑戦や、長く働き続ける中で実感してきた数々の魅力をぜひご覧ください。

まずは、オレンジライフに入社した経緯を教えてください

私は、高校時代からアルバイトをしていた喫茶店で、某ギフト卸会社の社長と出会ったことが、有田葬祭(現オレンジライフ)への就職に繋がりました。当初は、某ギフト卸会社に営業として採用されたのですが、有田葬祭へ出向というかたちで業務を手伝うことが多く、そこで営業に対する姿勢や成績を評価してくださったことをきっかけに、正式に有田葬祭へ入社することになりました。

黒柳

私は、体を動かす仕事か頭を使う仕事に就きたいと考えていたときに、オレンジライフと出会いました。「葬儀会社に入ることに不安はないか」と社長が気にかけてくださいましたが、昔から、命の終わりは命の誕生と同じくらい神秘的なものだと感じていたため、特に抵抗はありませんでした。それよりも、ご遺族や社内のスタッフなど、たくさんの方と関わることのできる業務内容が面白そうだと感じ、入社することを決めました。

江川

私は、親しくしていたオレンジライフのスタッフから、エターナル(仏事サロン)でパートを募集していると聞き、紹介していただきました。何も分からない状態からのスタートだったので、仏具の特徴やお客様への説明の仕方など、細かくメモを取りながら必死に覚えていきました。

黒柳

私も、とにかく早く仕事を覚えなければと思い、上司のもとでつきっきりで学ばせてもらいました。何かあるたびに「候生(こうき)!」と名前を呼ばれるのが日常茶飯事だったのですが、ある日、いつものように呼ばれたので急いで駆け寄ると、「ホウキ!ホウキ!」とホウキの場所を探しているだけだったことも(笑)。当時は「厳しすぎる」なんて思っていましたが、あのとき熱心に指導してくださったからこそ、今の私があると思っています。

仕事内容について教えてください

私は、各部門のマネージャーやリーダーを統括する立場として、事業全体の運営が円滑に進むよう、現場と経営の橋渡しをしています。それぞれの現場で必要なサポートを行いながら、チーム全体の成長を促すのが私の役目。葬儀部門だけでなく、カフェやホテルなどの運営も担当しています。

黒柳

私は、マネージャーとして、主に葬儀に関わる部門の品質向上や業務システムの整備などを担当しています。例えば、葬儀プランやサービス内容の企画・改善を代表と一緒に行い、それを現場スタッフへ落とし込んでいく役割です。現場での実施状況を管理しながら、計画通りに進んでいるかを確認しています。また、葬儀業界はシステム化が遅れており、アナログで行っている部分がまだまだ多いです。自社の生産性を高めることはもちろん、お客様にもご満足いただけるような仕組みづくりを進めていきたいと考えています。

江川

現在は正社員として、ご遺族のサポートや、仏壇・位牌・法要などの相談対応を行っています。例えば、そのお家の御宗派であったり、地域の風習など、「何がわかっていないのかわからない」という状態を少しでもなくせるよう、1つ1つ丁寧にご説明させていただいています。葬儀が終わった後も、ご遺族が安心して次のステップに進めるよう、しっかりお話を聞きながらサポートすることを心がけています。

葬儀が終わった後は、担当ディレクターが「江川さんに相談すれば何でも解決してくれるから」とお客様を案内しています。江川さんが本当に丁寧に説明してくれるので、エターナルには「江川さんに会いに来た」という常連のお客様がたくさんいらっしゃるんですよ。

仕事をするうえで大切にしていることはありますか

黒柳

私は「共感すること」をとても大切にしています。葬儀の現場では、お客様は深い悲しみの中にいます。その中で、形式的な対応ではなく、一人ひとりの想いに寄り添うことが何よりも大事。どんな些細なことでも気持ちをくみ取って対応するよう意識しています。

「形式的な対応ではなく」といっても、システムで効率化しようとすると、どうしてもお客様に寄り添うことが難しくなってしまいませんか。

黒柳

システムは、あくまで業務を円滑に進めるためのツール。例えば、システムで情報共有をスムーズにすることで、お客様をお待たせする時間を減らすことができるし、その分、一人ひとりと丁寧にお話する時間を確保できます。システムだけに頼らず、ホスピタリティを大切にすることが何より重要だと考えています。

それに加えて、「対応力」「適応力」も求められますよね。どの事業も、お役様によって事情はバラバラですし、突発的な対応が必要になることもあります。そのときに大切なのは、焦らず冷静に、チームで協力してベストな選択をすること。私たちマネージャー(リーダー)は、そのサポートをすることも役割の1つです。

江川

私の場合は、同じ建物内に葬儀を担当する若手スタッフがいるのですが、その子たちの得意・不得意を見極めて、苦手に思っていることを克服してもらえるようサポートしたり、葬儀が重なって手が回らなくなってきたときには、フォローに入るようにしています。こういうときの判断は、きちんとコミュニケーションがとれていないと結構難しい。なので、日頃から会話することを心がけながら、業務に関する話だけでなく、プライベートの相談も気軽にできるような、お互いに意見交換しやすい関係性を築くようにしています。

現場のマネージャーと江川さんが状況を的確に把握して、必要なタイミングで迅速にサポートに入っている様子を見ていると、チームとしての一体感を感じられていつもすごいなと感心しています。

「人生を楽しむ」「挑戦する」という会社の価値観についてどう思われますか

黒柳

私は、メンバーから「〇〇をやりたい」という意見が出たら、積極的に尊重するようにしています。例えば、「葬儀の進行をもっと深く学びたい」「新しいサービスをお客様に提案したい」といった声が上がれば、すぐに「難しい」とは言わず、まずは実現できる方法がないか一緒に考えるようにしています。

江川

私も同じです。新しいことに挑戦できる機会を増やすことは、仕事の楽しさに繋がると思っていて。私たちアフター部門では、お客様のニーズに合わせたサポート方法を常に模索しています。より気軽に相談していただける環境を作るために、最新の技術やニーズ、そしてメンバーのアイディアなどを積極的に取り入れながら、サービスの改善を続けています。

新しいことに挑戦したり、自分の提案が形になったりすると、仕事のやりがいを実感できるからね。

黒柳

万が一失敗してお客様を怒らせてしまったとしても、「一緒に土下座してでも謝るから、どんどん好きなことをやったら良いよ」といつも後輩に伝えています。

江川

社長も「どんどん挑戦しなさい」と背中を押してくださいますし、会社全体を通して、何かあったときにはサポートしてくれる安心感があります。里さんは、よく謝罪に行ってくださると伺っています(笑)。

もちろん行きますよ。最終的にご迷惑をおかけしているのはお客様ですし、地域の方々のおかげで成り立っている会社ですから、お客様の信頼を大切にすることは何よりも重要です。また常に、「恐れず自分の考えや想いを表現してほしい」とみんなに伝えています。場合によってはハードルが高いこともあるかもしれませんが、まずは挑戦してみなければ何も始まりませんし、やってみることでしか得られない学びもたくさんあります。経験不足でも構いません。まずは全力で取り組んでみてほしい。責任は私が取りますから!

どのような方と一緒に働きたいですか

黒柳

自己成長を常に目指している方でしょうか。葬儀の仕事はとても専門性の高い仕事である分、ご遺族の悲しみに寄り添う優しさや、予期せぬ事態にも冷静に対応できる能力など、人間性を磨くことができる仕事だと思います。この仕事で得られる経験は、仕事だけでなく、家族や友人との人間関係を深めるうえでも必ず役立つはず。もちろん、お客様に心を込めたサービスを提供することで、社会に貢献することもできます。そういった自己成長を求める方に来ていただけたら嬉しいです。

私は、お客様の視点を大切にできる方と一緒に働きたいです。というのも私は、「もし自分自身がお客様だったらどう感じるか」というのを常に考えるようにしていて。例えば、丁寧な言葉遣いで迎えられているか、不快な待ち時間はないか、説明はわかりやすいかなど、細部にまで気を配り、お客様の立場になって考えたときに「また来たい」と思えるような接客を目指しています。お客様の気持ちをきちんと理解し、小さなことでも丁寧な対応や気配りを徹底できる方は、接客に必要な責任感や使命感といった心構えも自然と備わっているのではないでしょうか。

最後に、これから築いていきたいチーム像を教えてください

江川

葬儀は、多くの方が協力して成り立つ仕事なので、1人の力だけで全てをやり切ることはできません。それぞれの役割を理解してお互いを尊重し合いながら、信頼関係の強いチームを築いていきたいですね。

オレンジライフは、葬儀事業だけでなく、生花やカフェ、ホテル事業などの多岐にわたる事業を展開しています。基本的には、スタッフ一人ひとりがそれぞれの専門性を活かして業務に取り組んでいますが、部署を越えて協力するイベントでは、一致団結して楽しめるような組織でありたいと願っています。何らかの事情で休まなければならない状況になったときでも、周りのスタッフが快く業務を分担し、「心配しないで休んで」と声をかけられるような、助け合いの精神が根付いた職場環境を作っていきたいです。

江川

助け合いでいうと、子育てとの両立にもいえること。私の場合は、一緒に暮らしている両親がサポートしてくれたので、比較的両立しやすい環境でしたが、小さなお子さんを預けられず、家を空けるのが難しいという方も多くいました。そんなふうに周りに頼れないときは、お子さんを会社に連れてきてもらって、みんなで面倒を見ることもあります。仕事柄、社員みんなが自然とホスピタリティを発揮しているのかもしれません。

黒柳

そういうふうにしながら楽しく仕事ができたら、自然とチームは良くなるのではないかな。限りある人生、悔いのないよう精一杯生きることが大切だと思います。私にとって葬儀とは、人生の終焉を通して、生きることの意味を深く考えさせてくれる場所。故人様が、自身の死を通して、家族に「人生は有限」というメッセージを伝えてくれる最後の機会だと捉えています。だからこそ、葬儀に携わる私たち自身が、誰よりも人生を楽しむことの大切さを体現できる存在でありたいと強く思っています。

「社長が口をすっぱくして『趣味を大切にしよう』とおっしゃるんです」というお話から、里さんのキャンプトークに発展していったインタビュー。仕事に対する熱意はもちろんのこと、人生を良いものにしようとする皆さんの姿がとても印象的でした。オレンジライフであれば、色鮮やかな人生を歩むことができる。そう確信できる座談会となりました。