本文までスキップする

人のために働く。
その想いが私の原動力。

シェア有田 葬祭ディレクター

林 義仁

私の背中を押したオレンジライフとのご縁

生まれ育ったのは和歌山にある有田という町。奈良の高校へ入学することを機に親元を離れ、寮生活をしていました。そのまま奈良の大学に進学し、心理学を学んだ後、高校のときにお世話になった寮で舎監兼事務職員として働いていました。
オレンジライフと出会ったのは、それから数年後、結婚を機に地元へ戻ったときのことでした。「1日でも早く仕事を見つけなければ!」と求人サイトを見ていたときに目にとまったオレンジライフ。異業種ということもあり最初は躊躇する気持ちもありましたが、当時の先輩方のインタビュー記事や企業理念に深く共感する度、挑戦してみたい気持ちがどんどん膨らんでいきました。

今の私がいるのは先輩の手厚い指導があったから

入社してしばらくは本社で研修があり、葬儀のノウハウを先輩が一から指導してくれました。その後は物品の搬入など、簡単な仕事からはじまり、徐々に先輩と一緒に現場へ出るようになりました。独り立ちしたのは入社してから3〜4ヶ月後のこと。私が1日でも早く一人前になれるようにと、先輩方の丁寧な指導のもと、たくさん現場で経験を積ませてもらったおかげで、通常よりも早いスピードで担当を持つことができました。今ではできることもさらに増え、病院や自宅からの搬送業務、ご遺族との打ち合わせ、式典の準備、納棺(故人様のお着替え、お化粧)、司会進行など様々なことを幅広く任せていただいています。

それぞれの最期に心を寄せる

人が亡くなる年齢はそれぞれですし、どのような人生を歩んでこられたかも一人ひとり異なります。悔いのない人生を送られた方や天寿を全うされた方もいれば、病に倒れたり、自ら命を絶たれる方もいらっしゃいます。遺言を残される方もいますが、やはりご遺族がどのようなお見送りを望まれているか、その場の雰囲気は様々です。
最近、若い方のご葬儀があったのですが、やはり晴れやかに見送るという雰囲気ではありませんでした。お葬式を終えて、参列された皆さんが少しでも心の晴れやかさを取り戻せればと願いますが、時にはそう簡単に割り切れないような亡くなり方をされた故人様もいらっしゃいます。そのようなとき、私たちは短時間での解決を求めるのではなく、これからご遺族が故人様の死を受け入れ、立ち直っていく過程に時間をかけて、そっと寄り添えるようなお葬式を提供していきたいと考えています。
例えば、明日お誕生日を迎えるはずだった故人様のために、ケーキをお棺にお納めさせていただいたこともありました。また、故人様を偲ぶ品をできる限りお持ち寄りいただきお飾りするなど、参列された方々が故人様のことを鮮明に思い出せるような時間を過ごせるよう心がけています。

「その人らしさ」を形にする

私は、ご葬儀とは、ご遺族のためのお葬式であると同時に、故人様にとっての大切な晴れ舞台だと考えています。その人生の証をしっかりと彩り、参列された方々に示すことが、私たちの務めだと感じています。私たちの強みは、できる限りご遺族の細やかなご要望に寄り添い、故人様らしいお葬式を実現できること。オレンジライフのディレクターは、故人様らしいプランニングを行うために、故人様がどのような人生を歩んでこられたのか、どのようなお人柄だったのかを、時間をかけて丁寧に伺うことを大切にしています。最期のときが、深い悲しみだけでなく、少しでも温かい記憶として皆さんの心に残るよう、私たちは精一杯お手伝いさせていただいています。

私が思う、真の寄り添い方

実際に現場で働いていると、必ずしも深い悲しみに暮れている方ばかりとは限りません。そのようなときに、ご遺族が何のためにこのお葬式を行っているのか、スタッフに何を求めているのかを察すること、それぞれのご遺族に適した寄り添い方に気付けることこそが、1番大切なのではないでしょうか。結局のところ、お葬式を終えた後に「やって良かった」と心から思っていただかなければ、私たちの仕事は意味をなしませんし、立ち会う私たちの言動や関わり方1つで、全てが台無しになってしまう可能性も十分にある世界だからこそ、些細なグリーフケアの精神、温かい思いやりを持つことが、私たちが1番大切にしないといけないことだと感じました。

会社や地域にとって、なくてはならない存在になるために

オレンジライフが365日24時間体制で稼働しているのは、有田で暮らす方々に「最高の人生の締めくくりができる」「安心して旅立てる」と思っていただけるよう、私たちがしっかり支えたいと考えているからです。私たちは、「この町にとって1番良いお葬式とは何だろう」ということを常に追求し、地域に寄り添ったご葬儀を続けてきました。おかげで、どのご家庭にお伺いしても、「以前担当してくださった〇〇さんは元気?」と尋ねられたり、他社のご葬儀に参列された方は「やっぱりオレンジライフの対応は違うね」と声をかけてくださったりと、地域の皆様からの信頼を日々肌で感じています。
これからも、「有田といえばオレンジライフ」と言っていただけるブランドを誇りに思いながら、「林さんにお願いして良かった」と心から言っていただける仕事をしていきたいです。

受け継ぐ心、活かす教え

私の家系には、昔から代々受け継がれてきた家業があるのですが、会社はその後継ぎとオレンジライフの両立を応援してくれています。この恵まれた環境を活かし、どちらの道でも地域に貢献できる存在になりたいです。
また、小さい頃から「人が困っていたら助けてあげなさい、自分と同じくらい周りの人も大切にしなさい」と両親から教えられてきました。この仕事に大きなやりがいを感じるのは、きっとその教えを実践できるから。人のために尽くすことの喜びや達成感は、この仕事だからこそ味わえるものだと思いますし、もっとたくさんの方に体験していただきたいです。

私のキャリアパス

入社

葬祭ディレクターとしてキャリアを積む

3年後

葬祭ディレクター1級を取得する

5年後

シェア有田川の支店長を務めながら、代々受け継がれる家業との両立に励む

マイブーム

ガーデニング

結婚を機に部屋に緑を置いてみようと思い立ったのが始まり。観葉植物の愛らしさに魅了され「あれも可愛い。これも可愛い」とお迎えしていたら、気づいた頃には自宅が緑で溢れ返っていました。